気圧にメンタルが左右されるなんて、正直バカバカしいと思ってた
「天気で気分が変わる?そんなのは気の持ちようだろう」——そう思っていたのは昔の話です。まさか自分が、空の色ひとつでテンションが上下するとは思いませんでした。でもある日、雨の音を聞きながら朝のメールチェックをしていると、頭がまわらないどころか「今日はもう何もしたくない」と本気で思ってしまったんです。仕事柄、気を張り詰めなきゃいけない場面も多く、メンタルの小さな揺れが大きなミスに直結します。気圧と感情の関係を無視できなくなったのは、そんな経験を繰り返してからでした。
でも実際、曇りの日って集中力が続かない
朝から分厚い雲が広がっていると、それだけで頭が重たく感じるんです。コーヒーを飲んでも、深呼吸しても、なぜか一つひとつの作業が億劫になる。まるでエンジンのかかりが悪い古い車みたいに、何をするにも時間がかかってしまう。たかが天気と思っていましたが、どうにも抗えない不調が続くと、これはもう個人の問題じゃないと思わされます。
朝からどんより…それだけで一日が重い
「今日はなんだか調子が悪いな…」と感じる日って、だいたい天気が悪い日なんですよね。外が薄暗いだけで、気分が沈む。気づけば、ため息の数が増えている。そんな日は、登記のチェックミスがやたらと怖くなります。仕事に気合を入れるにも、最初の一歩を踏み出すエネルギーが湧いてこないんです。
天気予報とにらめっこするようになったらもう末期
最近では、週間天気予報を見るたびに、「あー、来週ずっと曇りか…」とため息。晴れマークが出ているだけで、ちょっと安心する自分がいます。これってもう、天気に支配されてるってことですよね。でも天気を変えることはできない。だからこそ余計に、先の予報に振り回される。気がつけば、気象病という言葉を調べている自分がいました。
クライアントの対応も気圧のせいにしたくなる日がある
仕事ですから感情をコントロールして対応すべきなんですが、それがどうにも難しい日があるんです。特に低気圧の日は、相手の声や態度が妙に引っかかってしまう。普段なら気にならないはずの言い回しに、カチンときたり、落ち込んだり…。本来の自分ならしないような反応をしてしまう日って、だいたい天気が悪い日だったりします。
相手の声が妙に刺さるのは、自分の心が曇ってるからかも
例えば、電話口で「それ、まだですか?」なんて言われると、普段なら「はい、今確認中です」と冷静に答えられるのに、その日は思わず言葉を詰まらせてしまいました。低気圧が続くと、心が敏感になりすぎて、余裕がなくなる。あの一件で、「自分のコンディション管理も仕事のうち」だと痛感しました。
「ちゃんと説明してくれないんですか?」にイラッとする日
もう一つ印象に残っているのが、あるお客様からの一言。「それ、ちゃんと説明してくれないんですか?」——普段なら「、補足いたします」と返せたはずなのに、その日は思わず言葉を詰まらせてしまいました。低気圧が続くと、心が敏感になりすぎて、余裕がなくなる。あの一件で、「自分のコンディション管理も仕事のうち」だと痛感しました。
天気に左右される仕事のパフォーマンス
司法書士という仕事は、集中力と慎重さが命です。にもかかわらず、ちょっとした気圧の変化に振り回されてしまうようでは、プロとしてどうなんだろう…と自問する日もあります。でも現実として、雨や曇りの日に限って、細かいところで引っかかるんです。だからといって手を抜くわけにはいかないし、それがまたプレッシャーになる。
登記申請ミスはたいてい雨の日だったりする
これ、完全に主観ですが…自分の経験上、登記の細かい記載ミスって、なぜか雨の日に多いんですよ。数字の転記を間違えたり、日付を打ち間違えたり。たった一文字のズレでも重大なミスになるこの仕事において、雨の日の集中力低下はかなり致命的。あとで気づいてヒヤリとするあの感覚、できれば二度と味わいたくないんですが、繰り返してしまうんですよね。
見直しをサボった日が雨だった、ってことが意外と多い
「今日はもう疲れたし、明日見直そう」そう思って帰宅した日が、たいてい雨。で、翌朝チェックしてみると、「なんでこんな凡ミスしてるんだ…」と落ち込む。晴れた日に見直していたら気づけたかもしれない。そう思うと、天気のせいだけにはしたくないけど、無関係とも思えないんですよね。
事務員さんの気配りに救われる…けど申し訳なさも
ありがたいことに、事務員さんは本当に気が利く方で、こちらの不調にもなんとなく気づいてくれている気がします。黙ってお茶を入れてくれたり、冗談を言って場を和ませてくれたり。でも、そんな優しさに触れるたびに、情けなくなるんですよね。「自分がもっとシャキッとしていれば…」って。
自分だけテンションが沈んでる罪悪感
事務所内の空気が重くなると、全部自分のせいのような気がしてしまいます。事務員さんはいつも通り明るくしてくれているのに、自分だけがどんよりしている。そのギャップが余計に気まずい。気圧だけでこんなにも人の空気って変わるのか、と苦笑いしてしまう日もあります。
晴れてる日とのギャップがつらい
逆に、快晴の日は自分でも驚くほど軽快に動けるんですよ。打ち合わせもスムーズ、頭もキレッキレ。でも、そのぶん曇りや雨の日の自分の鈍さが際立ってしまって、ギャップがつらい。「昨日はあんなに動けたのに、なんで今日はこんなに重いんだ」と、自己嫌悪に陥ることもしばしばです。
対策をしてみたけど、正直、気休め程度かも
なんとかこの気圧による不調を克服しようと、いろんな方法を試してきました。気象病対策グッズ、運動、食事改善…。でも、どれも「多少マシかな」くらいで、根本的な解決にはならなかったのが正直なところです。とはいえ、何もしないよりはマシなので、今でも続けている習慣はいくつかあります。
気象病アプリを入れてみた → だから何?
気圧の変化を教えてくれるアプリ、試しました。確かに「今日は下がってるな」とかは分かります。でも、それが分かったところで、やることは結局変わらないんですよね。気分が落ちるのを予測して、何か軽めの仕事を入れておく…ってのもやってみましたが、結局予定通りにはいかない。「知ってる」だけで改善できるなら、苦労しません。
光目覚まし時計も試したけど、やっぱり本物の太陽には敵わない
人工的に朝日を再現する光目覚まし時計、意外と高かったんですが、藁にもすがる思いで購入しました。最初のうちは「お、いいかも」と思ったんですが、結局は曇り空の現実に引き戻される。窓の外に太陽が見えないと、どうにもテンションが上がらないんです。本物の太陽の力って、やっぱり偉大ですね。
天気で調子を崩す自分を認めてあげるしかない
いろいろ抗ってみたけれど、最終的には「仕方ない」と思うようになりました。天気でやる気が出ない日がある。それを否定せずに、受け入れてしまうこと。それが今の自分なりの対処法です。完璧にこなすことを目指すよりも、「今日はこれだけできたら上等」と、自分に言い聞かせるようになりました。
弱さを受け入れたら、少しだけ楽になった
以前は、「こんなことでへこたれてちゃダメだ」と自分を追い詰めていました。でも、それで余計に落ち込むことが多かった。今は、弱い自分も含めて自分なんだと思うようにしています。天気に左右されてもいいじゃないか、と。そう思えるようになってから、気持ちが少し楽になりました。
「今日はそういう日」と思ってしまう開き直り
雨の日、どんよりした朝、何もかも億劫な日には、「ああ、今日はそういう日か」と思うようにしています。無理にやる気を出そうとしない。そうやって、力を抜いた方が結果的にうまくいくことも多いです。仕事が立て込んでいても、焦らずいこう。天気に左右される自分を、少しずつ肯定できるようになってきました。
晴れるまで無理しない、って決めた
今では、どうしても調子が出ない日は、最低限の仕事だけにとどめて、余力を残すようにしています。翌日が晴れだとわかっていれば、なおさら。「今日は耐えて、明日に備えよう」と思える。その積み重ねが、長くこの仕事を続けていくコツなのかもしれません。