休みに何をしていいかわからない

休みに何をしていいかわからない

予定のない休日に感じる不安と空虚感

休日って、本来は心身を休めるための時間のはずなんですよね。でも、予定がないと、逆にその時間が重くのしかかってきます。「せっかくの休みなんだから、有意義に使わなきゃ」というプレッシャーに、自分で自分を追い込んでしまう。かといって何かやろうとしても、気力が湧かない。結局、何もせず一日が終わると、自己嫌悪と空虚感だけが残ります。こんな休日が繰り返されると、「休み=苦痛」という、わけのわからない構図が出来上がってしまうんです。

気づけばソファの上で一日が終わる

朝起きて、ちょっとスマホを見て、ぼんやりテレビをつける。それだけで午前中が終わるんですよ。昼ごはんを簡単に済ませて、午後も何となく動画配信サービスを眺めて、気づいたらもう夕方。時間の流れが早いのか、自分が止まってるのか…。こんなことを書くと「休めてるじゃないか」と言われるかもしれませんが、本人は全然休めてる気がしないんです。体は動いてないけど、心はザワザワしてて、むしろ疲れてるんですよね。

休むはずが逆に疲れる理由とは

人って、「目的」や「役割」がないと不安になる生き物なんだと思います。仕事の日は、やるべきことが明確です。でも休みになると、何をすればいいかわからない。目的も指示もなく過ごすことが、実はかなりのストレスになるんです。しかも、「何かしなきゃ」と思いながらも動けない自分に、どんどんイライラしてきて、結局精神的に疲弊してしまう。つまり、「やることがないこと」が一番疲れるっていう矛盾した状態なんですよ。

「何かしなきゃ」に追われる休日の矛盾

休日に「何かしなきゃ」と思うって、そもそも変な話ですよね。本来は休むための時間なのに、何か生産的なことをしないと罪悪感を覚える。趣味でもあればいいんですが、今さら新しいことを始める気力もないし、そもそも何に興味があるのかもわからない。だからネットで「40代 休日 過ごし方」なんて検索して、さらに気分が落ち込む。自分で自分を苦しめているということに気づくのもまた、しんどいんです。

人と会う予定がない孤独な休み

独身で一人暮らしをしていると、休みの日に誰とも話さずに一日が終わることが普通になります。朝から晩まで無言。LINEも鳴らないし、電話なんて滅多に来ない。平日は仕事があるから、無理やり誰かと関わるけど、休日になると本当に孤立する。こんなに人と接しないと、気が狂いそうになるんですよ。実家の母に電話しようかと思っても、「何かあったの?」って心配されるのが面倒で結局やめる。このままじゃいけないと思っても、何を変えればいいのかわからない。

仕事の連絡すら来ないときの心細さ

平日に鳴りまくる電話も、休みの日にはシーンと静まり返っていて、それがなんだか寂しい。昔は「休みの日ぐらい連絡しないでくれよ」と思ってたくせに、いざ誰からも連絡が来ないと不安になる。おかしなものですよね。自分は必要とされてないんじゃないかっていう感覚。そう感じることで、自尊心が揺らぐんです。人と関わっていたいくせに、関わるのが面倒って思ってしまう。この矛盾が、また自分を苦しめるんですよ。

交友関係の狭さが休日に浮き彫りになる瞬間

仕事以外で人とつながっている関係がないって、こういうときに浮き彫りになります。同業の仲間とも気軽に連絡を取り合う関係じゃないし、昔の友人とも疎遠になってる。趣味のサークルなんて入ってないし、そもそも休日に人と会う気力がない。こうやってどんどん孤立して、誰かに誘われることもなくなっていく。これは自業自得なんでしょうけど、たまに「このまま誰にも看取られずに死ぬんじゃないか」って思ってしまう瞬間、ありますよね。

しがない司法書士
shindo

地方の中規模都市で、こぢんまりと司法書士事務所を営んでいます。
日々、相続登記や不動産登記、会社設立手続きなど、
誰かの人生の節目にそっと関わる仕事をしています。

世間的には「先生」と呼ばれたりしますが、現実は書類と電話とプレッシャーに追われ、あっという間に終わる日々の連続。