今日は、法務局がやけに遠い。

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今日は、法務局がやけに遠い。

今日はなぜ、法務局が遠く感じるのか

いつもと同じ距離なのに、今日はなんだか法務局がやけに遠く感じる。天気のせいか、それとも朝の依頼人の電話のせいか。何が引き金だったかははっきりしないけれど、玄関を出る一歩目が重たかった。司法書士という仕事に慣れてきたはずなのに、ふとした瞬間にこういう気持ちになる日がある。

距離は同じでも、気力の残量は違う

同じルートを車で走っても、気持ち次第で距離の感じ方は変わる。朝から立て続けにトラブルが起きた日などは、車を出すことすら億劫になる。特に役所関係の用事がある日は「行かねばならぬ」が重くのしかかる。気力が満タンのときはスイスイ行けるのに、今日はガス欠気味。

「またあの職員か」と思った瞬間に萎える

職員の対応ひとつで気持ちが沈むことがある。もちろん向こうも仕事でやってるのは分かっている。でも、あまりに機械的だったり、こちらの説明を途中で遮られたりすると、正直やる気が削がれる。「またこの人か」と思った瞬間、心の中で深いため息が出てしまう。

物理的な距離よりも、精神的な距離がキツい

距離というのはメートルで測れるものばかりではない。法務局という場所が、今日はやたらと“遠い存在”に感じる。書類一つ出すだけなのに、何重にも心理的な壁があるように思えてくる。

郵送で済むはずが…と思うと余計にしんどい

「これ、郵送で済ませられたのでは?」と思いながら車を走らせていると、なんとも言えない気持ちになる。もちろん緊急性や正確性を考えたら対面の方が安心なのは分かっている。それでも、忙しさに追われていると、一つ一つの移動が無駄に感じてしまう日がある。

窓口との温度差が心を削っていく

こちらは切羽詰まった状況で動いているのに、窓口はいつも通りのペース。何度も足を運んでいると「この件、急いでるんですよ」と言いたくなる。でもそれを口に出せないのが司法書士のつらいところだ。

ちょっとした言い方がグサッとくる

「これ、もう出しましたか?」と言われるだけで、「そんなの分かってるよ!」と内心で叫びたくなる。決して相手は悪気があるわけじゃない。それでも、こちらの疲弊具合によって、言葉がナイフのように感じることがある。

「それ、前も出しましたけど…」が通じない世界

過去に提出した書類について「初耳です」と言われる瞬間がいちばん虚しい。こちらは記録も残しているし、控えもある。それでも通じないときの絶望感たるや。「また出すのか…」と黙って従うしかない自分に、腹が立つやら情けないやら。

事務所で抱える矛盾と焦燥

外出している間も、事務所の仕事は止まらない。事務員が一人いてくれるだけでも助かっているが、すべてを任せきれるわけではない。その板挟みの中で感じる矛盾と焦りが、また精神的な疲労を積み上げる。

書類を出しに行っても、仕事は終わらない

法務局に提出して一段落…のはずが、戻れば次の依頼、次の電話。終わりの見えないサイクルが続く。まるでベルトコンベアーの上に乗せられたような日々。立ち止まる間もなく、「走り続けるしかない」と思ってしまうのが怖い。

事務員に留守番を頼んでる罪悪感

「ちょっと行ってきます」と言いながら出るけれど、その一言の裏にはいろんな思いがある。自分が不在の間に電話が鳴り、訪問者があり、トラブルが起きていないか。事務員に任せているとはいえ、どこかで「申し訳ないな」と思っている。

「〇〇さんから電話ありました」が小さなプレッシャーに

戻ってくると、机の上にメモ。「〇〇さんからお電話ありました」──その一言が、また次のタスクの始まりを告げる。まるでゲームのクエストのように、ひとつ終わればまたひとつ。プレッシャーの積み重ねが、じわじわと肩にのしかかる。

やるべきことは山積み、でも足は重い

案件はどんどん入ってくる。でも、今日は身体も気持ちも重たくて、動くのが億劫だ。こういう日があるのは仕方ないと頭では分かっている。でも、気持ちがついてこない。

目の前の手続きと、遠くの申請

すぐ目の前にある書類は、手を伸ばせば取れる。でも、それを出すために向かわなきゃいけない法務局は、心の中でどこか遠くにある。見えない距離感に、自分のリズムが乱されてしまう。

誰のためにやってるんだろう?という疑問

ふとした瞬間、「何のためにこんなに頑張ってるんだろう」と思ってしまう。依頼人のため、家族のため、自分のため。でもその答えが見えなくなるときもある。そういう日は、何もかもが遠く感じてしまう。

それでも、行かないといけない理由

どれだけしんどくても、放り出すわけにはいかない。司法書士という仕事は、責任の連続だ。だからこそ、心が折れそうな日でも、やるしかないと思える。

放置すれば迷惑をかけるのは依頼人

依頼人は、こちらを信じて手続きを任せてくれている。こちらの都合で後回しにしたら、迷惑がかかる。だから今日も、遠く感じる道を走る。誰かの安心のために。

司法書士としての責任が背中を押す

疲れていても、納得いかなくても、最終的に動くのは自分の意志だ。司法書士として、名を掲げてやっている以上、「やらない」という選択肢はない。責任という名のエンジンで、またハンドルを握る。

遠く感じる日は、少し立ち止まってもいい

たまには「今日はしんどいな」と口に出すことも大事だ。遠く感じる日は、心のガス欠かもしれない。そんな日は、ちょっとだけペースを落としてもいい。

疲れてる自分を責めすぎない

「なんでこんなことでへこたれてるんだ」と自分を責めがちだけど、人間だから仕方ない。気力が続かない日があってもいい。それもまた、自分を知る材料になる。

共感してくれる仲間がいる

こういう愚痴をこぼせる仲間がいるだけで、救われる。「自分だけじゃないんだ」と思えることが、何よりの癒しになる。だから、今日は遠く感じてもいい。また明日、少しだけ前に進めばいい。

しがない司法書士
shindo

地方の中規模都市で、こぢんまりと司法書士事務所を営んでいます。
日々、相続登記や不動産登記、会社設立手続きなど、
誰かの人生の節目にそっと関わる仕事をしています。

世間的には「先生」と呼ばれたりしますが、現実は書類と電話とプレッシャーに追われ、あっという間に終わる日々の連続。

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