忙しさに紛れて喜びを見失っていた
小さな成功すら「当たり前」に感じるようになった
登記が無事完了しても、心は動かない
「はい次」の感覚が、自分を追い詰める
ありがとうと言われても素直に喜べない
言葉が心に届かない日々
感謝されることすら「業務の一環」になっていた
日々のルーティンが心を麻痺させる
朝起きて、机に向かって、気づいたら夜
喜びより「終わった…」という安堵だけ
達成感ではなく、義務感が支配している
「何のためにやってるんだっけ」と立ち止まる瞬間
ふとした会話が、心を揺さぶる
事務員の「先生、顔こわいですよ?」にハッとする
人間らしい感情を取り戻すきっかけは、案外近くにある
司法書士という仕事に「慣れたふり」していた
初心を忘れていた自分への反省
昔はどんなことにも喜んでいた
「もう喜ぶことはない」と決めつけていなかったか