登記簿の余白に消えた遺言

登記簿の余白に消えた遺言

朝のコーヒーと一通の封書

サトウさんの沈黙

机の上に置かれた黄色い封筒

宛名は薄れていたが確かに見覚えがあった

依頼人の名前に覚えがある理由

三年前のあの事件

彼が残した“法的に無効な遺言書”

サザエさんの波平並みに頑固だった男

やれやれ、、、また厄介な案件が来たもんだ

法務局の記録に空白がある

“怪盗ルパン”のような記録改ざん

シンドウの虫眼鏡が火を吹く

消えた遺言と隠された家系図

封筒の裏に走り書きされたメモ

「真実は公正証書の向こうにある」

サトウさんがPCの前で口笛を吹いた

夜の事務所に忍び込む影

サトウさんの格闘スキルが炸裂

「護身術くらい嗜みですから」

シンドウ、ただの置物になる

事件の核心へ

遺言は“登記簿の余白”に記されていた

謎の鉛筆跡と消しゴムの粉

昭和の推理漫画的ひらめき

犯人は司法書士だった

一度抹消された登記の裏側

証拠は修正液の下に

登記簿原本が語り始める

結末とコーヒーの温度

正義は勝ったが眠気には勝てず

サトウさんの一言「次は恋愛事件がいいですね」

シンドウ、言葉に詰まり「やれやれ、、、」

しがない司法書士
shindo

地方の中規模都市で、こぢんまりと司法書士事務所を営んでいます。
日々、相続登記や不動産登記、会社設立手続きなど、
誰かの人生の節目にそっと関わる仕事をしています。

世間的には「先生」と呼ばれたりしますが、現実は書類と電話とプレッシャーに追われ、あっという間に終わる日々の連続。





私が独立の時からお世話になっている会社さんです↓