お祝いされる機会がなくなってきた司法書士の話

お祝いされる機会がなくなってきた司法書士の話 気づけば、誰も「おめでとう」を言ってこない 昔は、誕生日が近づくとソワソワした。誰が覚えてくれているのか、何をもらえるのか、そんな期待が心を膨らませていた。けれど、45歳になった今、その期待はも...

『元気ですか?』のLINEに涙がこぼれた夜 ― 忙しさの中で見失っていたもの

『元気ですか?』のLINEに涙がこぼれた夜 ― 忙しさの中で見失っていたもの 日々、誰にも気づかれずに働いているような気がしていた 司法書士という職業は、表舞台に立つことはほとんどありません。登記や書類の処理、クライアントとの対応、裁判所や...

今日もプリンターとだけ会話した

今日もプリンターとだけ会話した 誰とも話さない一日が、当たり前になっていた 司法書士という仕事をしていると、「話す仕事」と思われがちだ。でも実際はどうだろう。依頼者とは電話やメールでのやりとりがほとんどで、顔を合わせるのはせいぜい初回か、登...

疲れていても仕事は待ってくれない

疲れていても仕事は待ってくれない 今日も机に向かうけど、心はすでに帰りたがっている 朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。正確には、眠りが浅すぎてほとんど寝た気がしないまま布団から体を引きずり出した。司法書士という職業は、一見デスクワーク中心で...

安心感ってどこに売ってますか

安心感ってどこに売ってますか 「安心感」が見つからない日々に 「安心感」って、どこにあるんでしょうか。最近ふと思うんです。お金を払えば買えるものでもないし、コンビニの棚にも並んでいない。でも、自分の生活には確実に欠けている。そんな感覚に襲わ...

そろそろ現実見ろって?老後資金なんて残ってませんが、何か。

そろそろ現実見ろって?老後資金なんて残ってませんが、何か。 そろそろ現実見ろって?老後資金なんて残ってませんが、何か。 「老後資金」という言葉が胃にくる年齢になってしまった 45歳。もうアラフィフと呼ばれる年齢になって、さすがに「老後」とい...

一人の時間が好きだったはずなのに、今日は誰かと話したかった

一人の時間が好きだったはずなのに、今日は誰かと話したかった 昔は“孤独”がご褒美だった かつての私は、ひとりで過ごす時間が何よりの癒しだった。仕事が終わったあとに誰にも会わず、自分のペースで食事をして、本を読んで、寝る。そんな一人のルーティ...

やることは山ほどあるのに、心はぽっかり空いている

やることは山ほどあるのに、心はぽっかり空いている 忙しさに追われながら、心だけがどこか遠くにある 「今日もよく働いたな」と事務所のドアを閉めた帰り道。時計を見ると19時過ぎ。登記申請の確認、依頼者への連絡、法務局への往復、細かい書類の精査に...

誰かの家族になりたかっただけなのに

誰かの家族になりたかっただけなのに 誰かの家族になりたかっただけなのに 40を過ぎて、独身で、地方の片隅で司法書士として仕事をしている。そんな僕が一番よく聞かれる言葉が「忙しそうですね」だ。でも、正直に言えば、自分でも何に追われているのか分...

安心感ってどこに売ってますか

安心感ってどこに売ってますか 「安心感」が見つからない日々に 「安心感」って、どこにあるんでしょうか。最近ふと思うんです。お金を払えば買えるものでもないし、コンビニの棚にも並んでいない。でも、自分の生活には確実に欠けている。そんな感覚に襲わ...

登記のプロ、恋はド素人:書類は捌けても心は読めない

登記のプロ、恋はド素人:書類は捌けても心は読めない 登記は完璧でも、恋愛にはサインできない 登記手続きで必要な書類が完璧に揃っているときの安心感。あれは司法書士としての快感のひとつだ。でも、恋愛となると話はまるで別だ。サイン一つで物事が進む...

人の幸せがまぶしすぎて、目をそらしたくなる日がある

人の幸せがまぶしすぎて、目をそらしたくなる日がある 人の幸せがまぶしすぎて、目をそらしたくなる日がある 司法書士という仕事をしていると、人生の節目に立ち会うことが多い。結婚、相続、会社設立……人の幸せな瞬間にかかわれるのは、ある意味で光栄な...

好きだったはずの司法書士の仕事が、今はただ苦しい

好きだったはずの司法書士の仕事が、今はただ苦しい あの頃は、心からこの仕事に憧れていた 司法書士を目指したのは、ただ「資格があると食いっぱぐれないから」ではなかった。世の中の役に立ちたい、正義感と言ったらちょっと気恥ずかしいけれど、人の人生...

出会いの数より、登記の件数が多い人生──司法書士として、ひとりで重ねた15年

出会いの数より、登記の件数が多い人生──司法書士として、ひとりで重ねた15年 「気づけば、登記の山だけが増えていた」 ふとカレンダーを見て、「あれ、もう今年も半分終わるのか」とため息をつく。毎日机に向かって、登記簿とにらめっこしながら過ごす...

フリーズしたのはパソコンじゃなく、俺の限界だった

フリーズしたのはパソコンじゃなく、俺の限界だった 朝一でパソコンが固まった日が一番しんどい 出勤して、コーヒーを一口。さあ今日も始めようとPCを立ち上げて、まずはメールを確認しようとOutlookを開いた、その瞬間――画面が固まった。何も動...