気を張りすぎて週末に寝込むタイプです

気を張りすぎて週末に寝込むタイプです

週末になると動けなくなる理由

平日はなんとか動けているのに、週末になると布団から出られなくなる。そんな自分に「甘えているだけなんじゃないか」と自己嫌悪しながらも、身体はまったく言うことをきいてくれません。頭では「週末こそやることを片づけなきゃ」と思っているのに、まぶたは重く、腰は鉛のよう。これはもう、気の持ちようではどうにもならないと、ようやく最近は自覚するようになりました。

平日に無理していることに気づかない

平日は案件に追われ、電話対応に振り回され、気がつけば夜になっています。気力で何とか持たせているけれど、本当は体力も心もとっくに底をついているのかもしれません。でも、やることが山積みで、止まる選択肢なんてない。そんな毎日を繰り返しているうちに、心身が限界を迎えていることにすら気づかなくなっていました。

仕事中はアドレナリンでごまかしている

司法書士という仕事は、とにかく神経を使います。書類のミスが致命傷になることもありますし、依頼者の感情にも寄り添わないといけない。常に気を張っていないと怖くて仕方ないんです。でも、そうやって無理して動いているうちは、アドレナリンが出ているからか、案外なんとかなる。不思議なもので、気を張ってる間は、痛みも疲れも感じないんですよね。

「気を張っている」ことが常態化してしまった

問題は、それが「普通」になってしまっていることです。四六時中、気を張っているのが当たり前になってしまい、力を抜くという感覚を忘れてしまった。だから、週末になってようやく張りつめていた糸が切れると、一気に反動がきて、動けなくなるんです。身体が壊れてるんじゃないかと疑ったこともありますが、たぶん壊れてるのは心のほうかもしれません。

金曜日の夜の安堵感が逆にしんどい

一週間を乗り切った金曜の夜。普通なら「やっと休める」となるはずなのに、自分の場合はその瞬間から何かが崩れ始めるんです。安心した途端に、身体中の疲労が押し寄せてくる。まるで張りぼての壁が崩れるように、気力が溶けていく感じ。明日休みという事実に、心がついていけないんですよね。

「明日休みだ」と思った瞬間に身体が止まる

以前、金曜の夜に飲み会の予定を入れたことがありました。でも、仕事を終えた瞬間に頭が真っ白になって、そのまま職場の椅子で寝てしまったんです。気づいたら深夜2時。連絡もできず、予定もすっぽかし。こういうことが続くと、金曜日の夜に予定を入れるのが怖くなります。もう自分の体は、自由に動かせるものじゃないんだと痛感します。

土曜日の午前中は起き上がれない

土曜の朝は目覚ましを止めても、そのまま布団の中。どんなに早く寝ても、起き上がれないんです。前の日まで動いていた自分とは別人のようで、力が入らない、声も出ない。まるで抜け殻です。週末にやりたかったことなんて、当然何もできません。だからまた日曜の夜に焦って、そして月曜の朝を迎える。この繰り返しです。

休みの日に休めないという矛盾

休みの日って、名前のとおり「休む日」なはずなのに、自分にとってはただの「動けない日」になっていることが多いんです。本当に休めているのかと問われたら、たぶん休めていません。結局、何かに追われているような感覚が抜けなくて、心のどこかがずっと緊張しているんです。

寝ても疲れが取れない感覚

睡眠時間は十分なのに、起きてもぐったりしている。これが何度も続くと「もう歳なのかな」とか「自律神経やばいのかな」とか、いろんな不安が頭をよぎります。でも病院に行く時間も気力もないし、そもそも診察に耐えられるような精神状態でもない。たまに「誰か代わりに全部やってくれ」と思うこともあります。まあ、そんな人いないんですけど。

体は寝ているけど心が起きている

布団に入っても、頭の中はずっと動いています。「あの書類どうしよう」「月曜までに準備しなきゃ」と考えてばかりで、夢にまで仕事が出てくる始末。寝ているのに、心はずっと起きてる感じ。結局、休むどころかストレスが蓄積されているだけなんですよね。寝ているはずなのにどこか苦しい、そんな毎週末です。

「何かしなきゃ」に追われてしまう休み

休みの日くらい何もしなくていいはずなのに、「せっかくの休みなのに何もしないなんてもったいない」という声が頭の中で鳴り響くんです。掃除、洗濯、買い出し、全部後回しにしていたことが山ほどあって、でもそれをやる気力がない。結果的に何もできず、自己嫌悪だけが残る。だったら最初から休んだ方が良かったのに、と思いながらもまた同じことを繰り返しています。

予定を入れられないプレッシャー

昔は土日に友人と会ったり、遠出したりもしていました。でも今は、予定があるとそれだけでしんどくなる。「ちゃんと笑えるかな」とか「途中で倒れたらどうしよう」とか、余計な心配ばかりしてしまって、結局予定を断る。そんなことが続くと、人付き合いもどんどん減っていきます。孤独ってこうやって進行するんだなと思いました。

結局どこにも行けず、誰にも会えず

行きたい場所も、会いたい人も、いないわけじゃない。でも体が動かないし、心の準備もできない。だから土日はずっと部屋で一人、静かに過ごすことが増えました。気づけばスマホの通知もほとんど鳴らなくなっていて、たまに来たLINEすら返信できない。気を張りすぎて、誰にも頼れなくなってしまったのかもしれません。

気を張ることをやめられない性分

結局、気を張るのをやめられないんです。誰かに頼ることも苦手で、自分が全部やらないと不安になる。そういう性格が、週末に寝込む体質を作ってしまってるんだと思います。でも、それが自分の「働き方」なんだと、最近ようやく受け入れられるようになりました。

責任感が強すぎる自分への違和感

小さいころから「ちゃんとしなさい」と言われ続けてきたからか、責任感だけは異常に強いんです。でもそのせいで、自分の中に「弱さ」を許せない。多少体調が悪くても、「まあ大丈夫」と無理をする。そんな自分にどこか違和感を覚えながらも、変えることができない。もうクセになってるんですよね、この生き方。

「気を抜いたら全部崩れる」と思い込んでいる

毎日が綱渡りのような感覚で、「少しでも気を抜いたら終わる」と本気で思ってるんです。事務所の経営、依頼者との信頼関係、書類の正確さ……全部、自分がちゃんとしていないと壊れてしまうような気がして、気を張り続けてしまう。でも、それって結局、自分で自分を追い詰めてるだけなんですよね。頭では分かっていても、やっぱり怖い。

事務員にも弱音を見せられない

一人だけ雇っている事務員には、なるべく不安な顔を見せないようにしています。自分が頼りなく見えたら、事務所の雰囲気が崩れるんじゃないかと思って。でも本当は、誰かに「今日はしんどい」って言いたい日もある。たまには、肩の力を抜ける場所があったらいいのになって思うこと、あります。

孤独な経営者の宿命?

独立して良かったこともあるけど、やっぱり孤独です。誰にも相談できないし、誰にも甘えられない。司法書士という仕事は、「誰かのために」が前提なのに、自分のことになると不器用で、うまくいかない。でも、そんな自分でも、週末はときどき泣きながら寝込んで、それでまた月曜日に戻っていく。これが今の「自分なりのリズム」なのかもしれません。

誰にも頼れないと思い込んでいるだけかもしれない

実は、周りに頼ろうと思えば頼れるのかもしれません。でも「頼っちゃダメ」「迷惑かけちゃダメ」っていう思い込みが強すぎて、一歩を踏み出せないでいる。週末に寝込む自分を「ダメだな」って責めてばかりじゃなくて、「それくらい疲れてたんだよ」と認めてあげることが、まずは必要なのかもしれません。

しがない司法書士
shindo

地方の中規模都市で、こぢんまりと司法書士事務所を営んでいます。
日々、相続登記や不動産登記、会社設立手続きなど、
誰かの人生の節目にそっと関わる仕事をしています。

世間的には「先生」と呼ばれたりしますが、現実は書類と電話とプレッシャーに追われ、あっという間に終わる日々の連続。