目がしょぼしょぼする日が増えてきた気がする

目がしょぼしょぼする日が増えてきた気がする

画面ばかり見ている毎日が当たり前になってしまった

気づけば一日中、パソコンかスマホの画面とにらめっこしている。登記情報の確認から書類の作成、メールの応答に至るまで、目を使わない時間のほうが少ない。昔はまだ紙の書類が多くて、目の疲れ方も違った気がするが、今はすべてがデジタル。事務所にこもりきりで、自然光に触れる時間もない。ふとした瞬間に目をこすっている自分に気づいて、あぁ今日もか、とため息が出る。

登記申請はもちろんメールもチャットも全部目

朝一番の仕事はメールチェック。そこから始まり、申請書類の確認、法務局のオンラインシステム、顧客とのLINE、Googleドライブでの共有資料の見直しと、ひたすら目を酷使する流れが延々と続く。集中していると時間を忘れるが、ふと時計を見るともう昼。それなのに目の奥はすでにジンジンしている。昔は手書きのほうが時間がかかるなんて言われたが、目の消耗度だけでいえば、デジタルのほうがよっぽど体にくる。

紙より目にくるパソコンとスマホ

紙ならまだ余白があって、字の輪郭も柔らかい。けれどパソコンやスマホのフォントはどうしても目に刺さる。しかも背景が白だと余計に目が疲れる気がする。設定でダークモードにしても、今度は文字がぼやけて読みにくい。どっちに転んでも、長時間見ているとしょぼしょぼしてくる。気づいたときには目が霞んで、作業効率が一気に落ちる。そんな日は午後のパフォーマンスが著しく低下する。

目薬がデスクに常備されてることに気づいたとき

いつからだったか、デスクに常に目薬を置くようになった。仕事道具の一部のような存在になっていて、朝昼夕と決まった時間にさすのがルーティン。たまに目薬を忘れて外出したときは不安で落ち着かなくなる。これってもう軽い依存じゃないかと自分で笑ってしまうが、それくらい目の不快感は仕事に直結する。集中したくても、目が疲れてると集中できない。これは本当に厄介な話だ。

昼休みに目を閉じるだけでちょっと幸せ

昼休みくらい目を休ませようと心掛けているが、現実はそううまくいかない。スマホに通知が来れば反応してしまうし、ニュースをチェックし始めたら止まらない。そんな中でも、目を閉じて数分だけ静かにしていると、ほんの少しだけリセットされる感じがする。何も見ないという行為が、こんなにも贅沢に感じるようになるとは、数年前には思ってもいなかった。

外に出る気力もないからこそのアイマスク

事務所のソファに腰かけて、アイマスクをつけて少しの間だけ目を閉じる。これが昼休みのルーティンになりつつある。外に出て日光を浴びればリフレッシュできるのはわかっているが、その気力がない日も多い。外に出るために靴を履き替える、それすら億劫なほど疲れていることもある。そんなときは、目を閉じるだけでも少し救われる。まるで電源を切ってるかのような感覚だ。

目を休める時間すら予定表に入れたい

予定表に「登記チェック」「面談」「契約書確認」などが並ぶ中、「目を休める時間」を入れたくなる。実際、5分でもいいから「強制的に目を閉じる時間」を設けないと、夜には視界がぼやけてくる。効率よく仕事を進めるには、休息も必要。それは心だけじゃなく、目にも言えること。なのに「目の疲れ」はいつも後回しにされる。

本音を言えば昼寝したいけどそうもいかない

昼寝ができたらどれだけ助かるか。15分でも30分でも仮眠を取れれば、午後の頭の回転は格段に良くなるはず。でも現実は、事務員が来客対応している間に自分が寝ているわけにもいかない。せめてソファに深くもたれて目を閉じるくらい。司法書士って、もっと「座ってるだけ」の仕事かと思ってたのに、全然そんなことない。目と頭が常にフル稼働。休む隙がない。

ブルーライトカットの眼鏡にすがる気持ち

知人に勧められてブルーライトカット眼鏡を使い始めた。最初は正直、プラシーボじゃないかと疑っていたが、つけてる日とそうでない日で疲れ方が違う気がする。仕事道具の一部として、今では欠かせない存在。こうして徐々に“防御装備”が増えていくのも、年齢と付き合っていく上で必要なことなのかもしれない。

効果あるのか半信半疑だけど藁にもすがる

実際のところ、ブルーライトカットの効果についてはネットでも意見が割れる。けれど、実感として「なんとなくマシ」だと感じるなら、それで十分だと思っている。少しでも快適に仕事を続けられるなら、多少の出費も許容範囲。昔はそんなこと気にせずガンガン仕事していたが、今は「疲れないように働くこと」が最優先課題になってきた。

オシャレというよりただの防御装備

眼鏡をかけていても「似合ってますね」と言われることはほとんどない。まあ、モテたいわけでもないからいいんだけど、完全に「対画面用アイテム」と化している。仕事以外で眼鏡をかけることはない。休日すら眼鏡をかけてパソコン作業しているときは、さすがに「もうやめとけ」と自分にツッコミを入れたくなる。

それでも老けたと言われたときのやるせなさ

同級生と会ったとき、「なんか老けたな」と冗談交じりに言われたことがある。たぶん目の下のクマや、目つきが疲れてるのが原因だろう。目は正直だ。どれだけ気を張っていても、疲れが一番に出る場所だと痛感した。仕事は好きだし誇りもある。でも、その代償として自分の顔が疲れ切っているのを見ると、ちょっと切なくなる。

しがない司法書士
shindo

地方の中規模都市で、こぢんまりと司法書士事務所を営んでいます。
日々、相続登記や不動産登記、会社設立手続きなど、
誰かの人生の節目にそっと関わる仕事をしています。

世間的には「先生」と呼ばれたりしますが、現実は書類と電話とプレッシャーに追われ、あっという間に終わる日々の連続。