月末胃痛が止まらない司法書士の本音

月末胃痛が止まらない司法書士の本音

月末が近づくにつれて襲ってくる胃痛の恐怖

司法書士として長年働いていると、月末に近づくにつれて必ずと言っていいほど胃が痛くなる。書類の提出期限、法務局への対応、依頼人からの急な相談…。毎月のこととはいえ、これだけは慣れることがない。事務所に雇った事務員も私の胃薬を切らさないよう気を使ってくれているが、優しさに甘えている自分が情けないと思うこともある。月末が近づくと気持ちが焦り、薬箱の胃薬が残り少なくなるのを見ると余計にストレスが増すという悪循環だ。

月末恒例書類の山は何度経験しても慣れない

司法書士にとって月末の書類作成・提出ラッシュは避けて通れない試練だ。期限ギリギリになって依頼人から資料が届いたり、法務局への提出書類の準備で机が埋まったりすると、精神的にも追い込まれる。書類に不備がないか何度も確認をするうちに、自分でも何をチェックしたのかわからなくなってくる。結局また最初からやり直してしまう。特に深夜に書類の山を見つめる時などは、孤独感と共に胃痛が押し寄せてきて耐えられないことも多い。

忙しいのは嬉しいけれど重圧は胃にくる

仕事が忙しいということは、それだけ依頼人に信頼されている証拠でもある。自分の能力が認められていることは嬉しいはずなのだが、重圧が増すにつれて胃にストレスが蓄積されていく。特に最近は年齢もあってか、胃の調子が悪い日が多くなった。忙しいのはありがたいけれど、健康面を考えると素直に喜べない。ふと昔野球部で鍛えていた頃は、胃痛なんて感じることもなかったな…と遠い過去を思い出してしまう。

提出期限ギリギリのストレスが胃薬を呼ぶ

期限ギリギリの提出は司法書士にとって最も胃を痛める瞬間だ。法務局の受付時間が迫っているのに、依頼人からの確認が取れない、書類に不備が見つかるなど、予測不可能なトラブルが起きる。心拍数が上がり、気づけば胃がキリキリと痛み出す。最近では期限が近づくと予防的に胃薬を飲んでしまうほどだ。情けないと思いつつも、月末を乗り切るためには仕方ないことだと諦めている自分がいる。

法務局の窓口で胃痛が最高潮に達する瞬間

法務局の窓口に提出する際には毎回緊張する。受付の担当者が書類をチェックしている間の沈黙が耐え難い。ミスが指摘されるのではないか、再提出になったら依頼人にどう説明しようか…と不安が押し寄せる。この短い待ち時間に胃痛がピークを迎えるのだ。先日も窓口で待っている間に胃が痛くなり、持参した胃薬をこっそり飲もうとして薬を床に落としてしまい、受付の人に怪しまれた苦い記憶がある。

不備を指摘される夢で夜中に目が覚める日々

司法書士になって20年以上経つが、未だに法務局から不備を指摘される夢を見る。そんな夢を見るたびに夜中に目が覚め、嫌な汗が流れる。現実でも十分にストレスなのに、夢にまで仕事の不安が追いかけてくるなんて本当にたまらない。睡眠不足が続くと日中の集中力が落ちてしまい、またミスをするリスクが高まるという悪循環に陥る。いつかこの夢を見なくなる日は来るのだろうかと真剣に考えてしまう。

小さなミスが大きなプレッシャーになる司法書士業界

司法書士は、たった1文字のミスが重大な問題を引き起こすことがある。小さなミスでも法的なトラブルに発展する可能性があり、これが大きなプレッシャーとなって日々の業務にのしかかる。過去に一度、誤字で書類を再提出したことがあり、その後しばらくは自信を失ってしまった。毎月胃痛に苦しむのも、この小さなミスを絶対に避けなければいけないというプレッシャーが原因なのだろう。

月末に限ってトラブルが多発する謎の法則

なぜかトラブルというものは月末に集中する。新規の相談、依頼人からの急な電話、書類の訂正…。平穏に終わった月末など一度もない。まるで誰かが仕組んでいるのではないかと思うほど、毎回何かしら問題が起きる。この不思議な法則のおかげで、毎月末になると胃が痛くなるのも無理はない。司法書士業界に身を置いている限り、この法則からは逃れられないのだろうか。

なぜか月末に駆け込みの依頼人が集中する

依頼人はなぜか月末になって焦りだす。こちらが何度も確認をしているにもかかわらず、ギリギリになって突然相談に来る人が絶えない。その度にスケジュールを急遽組み直す必要があり、予定通りにいかないことが多い。特に地方では顔見知りの依頼人も多く、無下に断れないところが辛い。優しくしているつもりが、自分の胃を痛めつけている結果になってしまっている。

しがない司法書士
shindo

地方の中規模都市で、こぢんまりと司法書士事務所を営んでいます。
日々、相続登記や不動産登記、会社設立手続きなど、
誰かの人生の節目にそっと関わる仕事をしています。

世間的には「先生」と呼ばれたりしますが、現実は書類と電話とプレッシャーに追われ、あっという間に終わる日々の連続。