失敗すら笑い話にできる誰かが、そばにいてくれたら

失敗すら笑い話にできる誰かが、そばにいてくれたら 一人で抱えるには、ちょっと重い日もある 司法書士の仕事って、地味だけど地道で、責任が重い。誰もがうまくやっているように見えるけど、正直、私はうまくやれていないと感じる日が多い。朝からバタバタ...

誰とも話さない日、ラジオだけが返事をくれる

誰とも話さない日、ラジオだけが返事をくれる 話す相手がいない日常が当たり前になった 朝、目覚ましが鳴って、起き上がって、顔を洗って。そこまでは誰でもやるルーティンだと思う。ただ、その後に誰かと交わす「おはよう」が、私の生活にはない。家には誰...

印鑑よりも空気扱いな僕の発言 ~司法書士という名の透明人間~

印鑑よりも空気扱いな僕の発言 ~司法書士という名の透明人間~ 印鑑よりも空気扱いな僕の発言 ~司法書士という名の透明人間~ 印鑑には重みがあるのに、僕の言葉は軽すぎた 仕事柄、日々たくさんの書類に印鑑を押している。重みのある判子。正式な意思...

やることは多いのに心が追いつかない

やることは多いのに心が追いつかない 朝起きた瞬間から「無理」って思ってしまう 目覚ましの音が鳴る前に目が覚めて、まだ暗い部屋の天井を見つめながら「今日も無理だな」と思ってしまう朝がある。心がすでに疲れていて、これから始まるタスクの数を思い浮...

レジ待ちの3分間で、人生の棚卸しが始まった日

レジ待ちの3分間で、人生の棚卸しが始まった日 たった数分のレジ待ちが、心の奥を揺さぶった 夕方、コンビニに寄った。牛乳を買うだけのつもりだったが、レジには3人ほど並んでいた。自分の番が来るまで、わずか数分。けれどその“待ち時間”に、いろんな...

婚姻届より登記申請の方が詳しい人生って、どうなのよ

婚姻届より登記申請の方が詳しい人生って、どうなのよ 婚姻届より登記の方がずっと見てきた この歳になると、知り合いの結婚よりも相続の話の方が身近になってきた。司法書士という仕事柄、人の最期に触れる機会が多く、気がつけば「婚姻届」を直接見るより...

玄関の鍵は開くのに、心の鍵が開かない夜

玄関の鍵は開くのに、心の鍵が開かない夜 鍵を開けるたびに感じる、どこかの閉ざされた感覚 仕事を終えて帰宅し、玄関の鍵を開ける。この動作はもう何千回と繰り返してきたけれど、最近は鍵が開いた瞬間、どこかモヤモヤした気持ちが胸の奥で広がる。物理的...

履歴書には書けない、ただただ寂しい日々のこと

履歴書には書けない、ただただ寂しい日々のこと 成果は残る。でも心は置いてけぼり 司法書士として、登記簿に自分の手がけた案件がきちんと記録されるのを見ると、それなりの達成感はある。しかしそれが「生きていてよかった」と思わせてくれるわけではない...

「このまま一人で年をとって、誰にも看取られないんだろうな」司法書士という仕事の先にある静かな不安

「このまま一人で年をとって、誰にも看取られないんだろうな」司法書士という仕事の先にある静かな不安 仕事はある。でも将来の見通しが晴れない 地方で司法書士をしていれば、ありがたいことに仕事はそれなりにある。登記や相続、時々の後見業務。忙しい日...

週末の予定を誰とも話さないという現実

週末の予定を誰とも話さないという現実 週末の予定を誰とも話さないという現実 司法書士という職業柄、平日はそれなりに人と接する機会がある。登記の相談、相続の手続き、役所とのやりとりなど、会話はある。でも週末になると一転して、誰とも会話しない二...

ひとり暮らしが“快適すぎて”怖くなった日――司法書士の静かな夜の話

ひとり暮らしが“快適すぎて”怖くなった日――司法書士の静かな夜の話 気づけば“快適すぎる孤独”の中にいた ひとり暮らしの自由さは、ときに人を甘やかす。誰にも文句を言われず、夜中にカップラーメンを食べようが、床に洗濯物を散らかそうが、すべてが...

ひとりランチの味は、今日も心にしみる

ひとりランチの味は、今日も心にしみる ひとりランチの味は、今日も心にしみる ランチタイムが好きじゃない司法書士です 世間では「お昼休みはほっと一息」と言うけれど、私にとってランチタイムは少し憂うつな時間です。誰かと一緒に食べるわけでもなく、...

夢の中でも謝ってる――司法書士、休む場所がない

夢の中でも謝ってる――司法書士、休む場所がない 夢の中まで仕事――もう逃げ場がないと感じた夜 昨日、夢の中でまで登記簿の表記を直していた。現実ではすでに訂正済みの案件なのに、夢では何度もハンコを押し間違えて、依頼者に叱られ、法務局の職員に冷...

弁当の温かさに泣きそうになった日

弁当の温かさに泣きそうになった日 忙しさにまぎれて、味気ない昼を過ごしていた 朝からひっきりなしに電話が鳴り、法務局への書類の確認、依頼者との打ち合わせ…。時計を見ればもう13時を回っていた。いつものようにコンビニで買った弁当を事務所のデス...

また今日も玄関で深呼吸して出勤する──それでもやっぱり逃げられない日々

また今日も玄関で深呼吸して出勤する──それでもやっぱり逃げられない日々 朝の深呼吸は、逃げじゃなくて、踏み出す儀式 毎朝、玄関のドアノブを握るとき、なぜか一度、足が止まる。その瞬間、習慣のように深く息を吸い込む。ため息に近い、でもどこか祈る...