一人分のカレーが作れない夜に思うこと ――司法書士という仕事の重たさと、冷蔵庫の静けさと 一人分のカレーが作れない夜に思うこと ――司法書士という仕事の重たさと、冷蔵庫の静けさと カレーすら作れない夜に、ふと考えること 夜の9時を過ぎて、ふと「カレーが食べたいな」と思う。冷蔵庫には玉ねぎがひとつ、じゃがいももある。ルウも残ってる... 2025.06.23
レジにも並べず、ただ立ち尽くす夜──司法書士という孤独な肩書き レジにも並べず、ただ立ち尽くす夜──司法書士という孤独な肩書き 夜のコンビニ、その明るさに逆らえず足が止まる 夜の8時過ぎ、事務所を閉めて帰路についたものの、まっすぐ家に帰る気になれなかった。いつもの道を外れて、コンビニにふらっと寄ってみる... 2025.06.23
気づけば40代、誰にも選ばれず独りきり 気づけば40代、誰にも選ばれず独りきり 静かな朝、ひとり分のごはんをつくる日常 朝の時間帯がいちばん静かだ。誰かの目覚ましで起こされるわけでもない。起きたいときに起きて、トーストを焼いて、コーヒーを淹れる。そんなルーティンが、もう何年続いて... 2025.06.23
静まり返った土曜日に、ふと立ち止まる ――司法書士という生き方の静かな午後 静まり返った土曜日に、ふと立ち止まる ――司法書士という生き方の静かな午後 誰もいない土曜日の午後、やけに耳が敏感になる 土曜日の午後、事務所の中はしんと静まり返っている。平日はあれだけ鳴っていた電話も止まり、ドアの開閉音もない。事務員は「... 2025.06.23
仕事してる方が楽だから──司法書士として“逃げてる自分”に気づいた日 仕事してる方が楽だから──司法書士として“逃げてる自分”に気づいた日 ふとした瞬間、「逃げてるだけかも」と思った ある日、夕方にふと立ち止まったとき、「あれ、自分って仕事から逃げてるんじゃなくて、何かから逃げるために仕事してるんじゃないか?... 2025.06.23
鍵を開けた瞬間、人生の終わりと向き合わされる 鍵を開けた瞬間、人生の終わりと向き合わされる 「鍵を開けた瞬間」に感じる重さ この仕事をしていて、一番胸が詰まる瞬間。それは、孤独死の現場で鍵を開けたときです。空気の流れが変わり、鼻腔に重くのしかかる匂い、時間が止まっていたような室内。まる... 2025.06.23
誰にも頼られなくなったら終わりだと思っている 誰にも頼られなくなったら終わりだと思っている 誰かに頼られることが、仕事の意味になっていた この仕事をしていると、どうしても「頼られること」が自分の存在意義のように感じてしまう。たとえば、誰かから「先生、ちょっとご相談いいですか」と声をかけ... 2025.06.23
「仕事が恋人」と言い聞かせても、心は満たされなかった 「仕事が恋人」と言い聞かせても、心は満たされなかった 「仕事が恋人」なんて言葉は、強がりの常套句 「仕事が恋人なんです」なんてセリフを、かつての自分はどこか誇らしげに語っていた気がします。でもそれは、本音じゃありませんでした。本当は、誰かに... 2025.06.23
レンジでチンしただけの夕飯と、誰にも届かない独り言 レンジでチンしただけの夕飯と、誰にも届かない独り言 今日の晩ごはん、誰のため? 仕事が終わって事務所の電気を落とし、駐車場で車に乗り込む。エンジンをかけながら、「さて、今日の晩飯はどうするか…」と毎日のように独りごちる。でも正直、誰のために... 2025.06.23
司法書士です。書くのは業務じゃなく、今日もまた愚痴だけです。 司法書士です。書くのは業務じゃなく、今日もまた愚痴だけです。 司法書士という肩書きの裏側にある「しんどさ」 司法書士というと、「安定してそう」「知的でかっこいい」といったイメージを持たれがちだ。でも、現実はそんなにスマートじゃない。肩書きは... 2025.06.23
事務所に鳴らない電話、鳴り続ける心配 事務所に鳴らない電話、鳴り続ける心配 電話が鳴らない事務所の午後 午後の事務所に響くのは、パソコンのファンの音と、隣の事務員が押すキーボードのカチャカチャ音くらいだ。電話が鳴らない日が続くと、静けさがじわじわと胸に染みてくる。昔は「静かでい... 2025.06.23
ドラマみたいな展開なんて、ひとつも起きないまま今日が終わる ドラマみたいな展開なんて、ひとつも起きないまま今日が終わる ドラマみたいな展開なんて、ひとつも起きないまま今日が終わる 派手なセリフもBGMもない日常 司法書士として働いていると、現場は静かすぎるくらい静かです。朝、パソコンを立ち上げる音と... 2025.06.23
誰とも話さなかった日曜日と、司法書士という仕事 誰とも話さなかった日曜日と、司法書士という仕事 静かな日曜日、会話ゼロの現実 日曜の朝、目覚ましをかけずにゆっくり起きて、カーテンを開けたときの光がまぶしい。それだけで「休日だな」と感じる。でもそのあとが問題で、テレビをつけても、誰かと話す... 2025.06.23
司法書士だって、心が折れる日はある ― 誰にも言えない小さなつまずきの話 司法書士だって、心が折れる日はある ― 誰にも言えない小さなつまずきの話 朝、玄関のドアが重たく感じる日 司法書士として独立して十数年。毎朝、玄関のドアノブを握るたびに、「今日も行くのか」と心の中でぼやく。誰にも見えないこの儀式が、実は一番... 2025.06.23
この事務所、寒いのはエアコンのせいじゃない この事務所、寒いのはエアコンのせいじゃない 朝の静けさが胸に染みる 朝一番、事務所に入ると、機械音だけが響く。キーボードのカチャカチャ、プリンターのウィーンという音。そのどれもが「人間の声」ではないという事実が、なんとも言えない寂しさを運ん... 2025.06.23