自分の声がどこかに消えてしまった日

自分の声がどこかに消えてしまった日 忙しさにまぎれて聞こえなくなった心の声 日々の業務に追われているうちに、自分が本当に何を考えていたのか、何を感じていたのかがわからなくなる瞬間があります。朝から晩まで登記の書類や電話対応に追われ、食事の時...

心が折れそうだったけど業務は止まらなかった日

心が折れそうだったけど業務は止まらなかった日 もう限界と思った朝の始まり 目覚ましが鳴った瞬間、「今日はもうダメだな」と思った朝だった。体が重いとか、眠いとか、そういうのを通り越して、ただただ心が空っぽだった。45歳の司法書士、地方で事務所...

布団の中が一番安心で一番つらい

布団の中が一番安心で一番つらい 朝を迎えるのが怖いという感覚 目覚まし時計のアラームが鳴る前に、うっすらと目が覚める。まだ5時台なのに、心が重たい。布団の中はあたたかくて、安全地帯のように思えるけれど、その安心感の中に閉じ込められているよう...

午前中に交わす言葉は郵便だけだった日

午前中に交わす言葉は郵便だけだった日 午前中の静けさがつらく感じるときがある 朝起きて、コーヒーを淹れて、ニュースを眺めながら書類に目を通す。司法書士としての一日は、だいたいそんな静かなルーティンから始まる。でも、ふと気づくことがある。声を...

独り身の気楽さがしんどくなる日もある

独り身の気楽さがしんどくなる日もある 誰にも干渉されない自由は本当に自由なのか 誰にも文句を言われない。何時に寝ようが、何を食べようが、どんな生活リズムであろうが、全部が自由。それが独り身の醍醐味だと思っていた。実際、誰かと暮らしていたら今...

正解がわからないまま進んでいる気がしてならない

正解がわからないまま進んでいる気がしてならない 自分のやり方に確信が持てないまま日々が過ぎていく 気がつけば10年以上、地方の司法書士として一人事務所を構えてやってきた。しかし、今でもふと「自分のやり方って合ってるのか?」と不安になることが...

心の拠り所が欲しいと思った日

心の拠り所が欲しいと思った日 心の拠り所が欲しいと思った日 ある日の夜、事務所からの帰り道、ふと「誰かに聞いてほしいな」と思った。誰かにというのは、友人でも恋人でもなく、「ただ黙ってそばにいてくれる存在」だ。司法書士という仕事柄、いつも冷静...

人に疲れたら犬が正解かもしれない

人に疲れたら犬が正解かもしれない ふとした瞬間に犬に救われる日がある 毎日、事務所に戻るのは夜の7時を過ぎてから。書類を抱えて帰ってきて、無言でカバンを置くと、真っ先に寄ってくるのは飼っている柴犬のコロだ。何も言わないけれど、尻尾だけはもの...

司法書士の仕事の悩みと共感

司法書士の仕事の悩みと共感 司法書士の仕事の悩みとは 司法書士の仕事は、専門知識と経験が求められるだけでなく、日々の業務量が膨大です。特に地方での事務所運営となると、一人でこなさなければならない仕事が増えてきます。私自身、事務員を一人雇って...

孤独を煮詰めたらこうなった日々

孤独を煮詰めたらこうなった日々 孤独をこじらせた自覚はいつからか 気づけば誰かと雑談することも減り、日々の会話が「この書類、どこに出すんでしたっけ?」で終わるようになっていた。もちろん仕事のやりとりはある。けれど、それはあくまで「業務」だ。...

自分の老後が不安すぎて他人の相続に集中できない日もある

自分の老後が不安すぎて他人の相続に集中できない日もある 朝から相続の相談なのに頭の中は年金のことばかり 朝の9時から、60代後半のご夫婦が遺言と相続の相談で来所された。にこやかに資料を差し出され、しっかりした資産リストまで持参。ところが、私...

連休中も仕事をしてしまう癖がついていた僕の話

連休中も仕事をしてしまう癖がついていた僕の話 気づけば休みの日もパソコンの前にいる自分 「今日は休みだし、ゆっくり寝て昼から温泉でも行こうか」なんて思いながら目覚ましをかけずに寝た夜。気がつけば、朝8時には起きてコーヒーを淹れ、パソコンの電...

動かないのは物件じゃなくて私の心

動かないのは物件じゃなくて私の心 動かぬ登記簿と動かぬ感情のはざまで 登記簿というのは本当に不動だ。何十年も変わらない地番、持ち主、用途。まるで時が止まっているかのようだ。でも最近、それ以上に動かないものがあると感じている。自分自身の心だ。...

感謝の言葉で腹がふくれるなら

感謝の言葉で腹がふくれるなら 感謝の言葉が唯一の報酬だった日 開業してまだ間もない頃、あまり仕事もなく、報酬も振り込まれるのは先延ばし。そんな中、依頼者の一人から「本当に助かりました」と丁寧なお礼の電話が入った。報酬は数千円だったけれど、あ...

封筒を開けたら請求書しか入ってないという呪い

封筒を開けたら請求書しか入ってないという呪い 封筒を開けたら請求書しか入ってないという呪い 今日もポストに封筒が届いていた 朝、事務所に着いてまずやること。それはポストの確認だ。何かしら届いている封筒に、一瞬だけ希望を抱く自分がいる。でもも...