声が聞こえなくても気持ちは聞こえてると思いたい 声が聞こえなくても気持ちは聞こえてると思いたい 伝わらないことに慣れてはいけないと思った日 あの日、少し早めに事務所に来られた一人の女性。受付に座った彼女は何も話さなかった。ただ、そっとメモ帳を差し出してきた。そこには「耳が聞こえません。筆... 2025.06.30
デート中に補正通知が来て集中できなかった日 デート中に補正通知が来て集中できなかった日 せっかくのオフに限って通知が鳴る 数ヶ月ぶりのオフ。意を決して誘ったデートの最中だった。場所は地元でも少し洒落たレストラン。少し緊張しながらも、相手の笑顔にほぐれてきたところだった。ところがその時... 2025.06.30
司法書士だけど感情の扱いが壊滅的に下手 司法書士だけど感情の扱いが壊滅的に下手 感情の処理が苦手な司法書士という矛盾 「司法書士は冷静沈着であるべき」と言われることがあります。確かに業務では感情を挟まず、淡々と処理することが求められます。登記のミスは許されないし、相続人間の感情的... 2025.06.30
笑顔がひきつる瞬間に気づいた日 笑顔がひきつる瞬間に気づいた日 誰のための笑顔かを考えた日 ある日ふと鏡を見た瞬間、自分の顔が妙にこわばっていることに気づいた。笑顔を浮かべているつもりだったが、どこかぎこちない。それはまるで、顔だけが他人のもののように感じられた。司法書士... 2025.06.30
今日も仕事に追われて終わっただけの一日 今日も仕事に追われて終わっただけの一日 気づけばもう夜になっていた日 朝はそれなりに清々しい気持ちで始まった。コーヒーを淹れて、机に向かい、「今日こそはやるべきことを一通り片付けるぞ」と静かに気合いを入れる。だが、それも束の間。数件のメール... 2025.06.30
独り言に返事が欲しいだけの夜 独り言に返事が欲しいだけの夜 誰にも聞かれていないはずの独り言がつい漏れる夜 日が暮れて、事務所にぽつんとひとり残される時間がある。もう一人の事務員も帰り、あとは書類をまとめて帰るだけ……のはずなのに、手が止まってしまう。静まり返った空間で... 2025.06.30
信頼っていつからこんなに軽くなったんだろう 信頼っていつからこんなに軽くなったんだろう 信頼という言葉に抱いていた昔のイメージ 「信頼」と聞いてまず思い出すのは、やっぱり高校時代の野球部です。地方の田舎校で、決して強くはなかったですが、部員の間には妙な連帯感がありました。どんなに苦し... 2025.06.30
不動産より心のスペースが欲しいと気づいた日 不動産より心のスペースが欲しいと気づいた日 広さじゃない 心が置き去りだったことに気づくまで 司法書士として働いていると、安定や将来設計といった言葉がやたらと現実味を帯びてくる。だからこそ「マイホームが欲しい」と思ったのは自然な流れだった。... 2025.06.30
アナログ仕事限界宣言このままじゃ潰れる アナログ仕事限界宣言このままじゃ潰れる 朝から手書きメモで一日が始まる限界感 朝イチのルーティン。それは、昨日のメモ帳を引っ張り出して、今日の予定を書き写すところから始まる。誰に見せるわけでもない、誰にも共有されない、そしてしばしば紛失する... 2025.06.30
後悔ごと背負って歩く日々に思うこと 後悔ごと背負って歩く日々に思うこと ふと立ち止まる時間が怖くなる 日々の業務に追われていると、自分のことを考える暇なんてほとんどない。朝一で電話が鳴り、事務所に行けば山積みの書類、午後には役所への往復。そして気づけば夜。正直なところ、少しで... 2025.06.30
支えることしかできない人生だったのかとふと思う日 支えることしかできない人生だったのかとふと思う日 支える立場に慣れすぎた自分に気づく瞬間 ふと気づくと、僕の人生は「支える側」に徹してきた。司法書士という仕事もそうだし、元野球部の頃からポジションもキャプテンではなく控えめなポジションばかり... 2025.06.30
趣味を聞かれて答えに詰まる日常 趣味を聞かれて答えに詰まる日常 趣味を聞かれた瞬間に走る冷や汗 「ご趣味は何ですか?」この何気ない質問に、私は毎回言葉を詰まらせる。まるで面接の一問目のように感じる瞬間だ。司法書士という職業柄、名刺交換やちょっとした会話の流れで聞かれること... 2025.06.30
ついでに聞きたいと言われた瞬間に終わった静かな午後 ついでに聞きたいと言われた瞬間に終わった静かな午後 ようやく落ち着いたと思った午後に 昼過ぎ。やっと午前中の来客対応と電話ラッシュが終わり、デスクに戻った私は、ホッと一息ついていた。隣の事務員は外出中で、事務所には静けさが広がっていた。ああ... 2025.06.30
今日もダメだったと思いながら眠る夜に 今日もダメだったと思いながら眠る夜に 今日もダメだったと思いながら眠る夜に 帰宅しても気持ちは仕事のまま 夜の9時を過ぎてようやく事務所の電気を消し、車に乗り込む。エンジンの音だけが耳に残る帰り道。自宅に着いても、さっきの登記の書類の確認ミ... 2025.06.30
昼ごはんのコンビニパスタに飽きた男が抱えるどうでもよさと疲れ 昼ごはんのコンビニパスタに飽きた男が抱えるどうでもよさと疲れ 昼ごはんが楽しみじゃなくなった日 かつて昼休みは小さな楽しみだった。忙しい中でも「今日は何を食べようか」と考える余裕があったし、新しい店を見つけるだけで気分が明るくなったものだ。... 2025.06.30