通帳開くたび現実に引き戻される 通帳開くたび現実に引き戻される 思わず目をそらしたくなる残高との向き合い方 月末になると、なんとなく通帳を手に取ってしまう。ATMの前で画面を見つめる時間が妙に長くなるのは、残高に期待していないからだ。数字を確認しては「こんなもんか」とため... 2025.06.26
依頼は来たのに心が晴れないとき 依頼は来たのに心が晴れないとき 依頼が来た瞬間に感じる妙な違和感 朝、パソコンを立ち上げてメールを確認した瞬間、通知に「登記のご依頼です」と書かれていた。普通なら嬉しいはずだ。収入につながるし、事務所が選ばれたという事実でもある。でも、最近... 2025.06.26
結婚はと聞かれないだけで今日は生きやすかった 結婚はと聞かれないだけで今日は生きやすかった 聞かれなかっただけで救われる日がある 世の中にはいろんな「地雷ワード」があるけれど、自分にとって一番のそれは「結婚は?」というひと言だ。特に親戚付き合いや久々の知人との再会で投げかけられるこの質... 2025.06.26
手帳を開くたび、人生が削れていく気がする 手帳を開くたび、人生が削れていく気がする 手帳を開くたび、人生が削れていく気がする〜びっしり仕事だけの毎日を見つめ直す〜 手帳を開くたびにため息が出る 最近、自分の手帳を開くのが少し怖くなっている。びっしりと書き込まれた予定の隙間に、ため息... 2025.06.26
強がるしかなかった独身人生がちょっとしんどくなった日 強がるしかなかった独身人生がちょっとしんどくなった日 強がりという名の甲冑を着て歩いてきた 司法書士として一人で事務所を構えてから、気がつけば十数年が経っていた。最初は「独立した以上、誰にも甘えられない」と歯を食いしばっていたが、気がつけば... 2025.06.26
遺言書を書いてる場合か、自分の将来が一番不安だ 遺言書を書いてる場合か、自分の将来が一番不安だ 遺言書の相談を受けながら、ふと我に返る ある日、60代の女性が「そろそろ遺言書を作っておきたいんです」と相談に来た。自分の持ち家の処分、子どもたちへの財産分与、そして残された家族への思いやり―... 2025.06.26
静かすぎる部屋がつらい夜に思うこと 静かすぎる部屋がつらい夜に思うこと 司法書士事務所の静けさは孤独と紙一重 毎日、机に向かって書類を整え、電話が鳴らない時間に目を落とすと、自分が今どこにいるのかすらわからなくなるときがある。司法書士という職業は、黙々と進める作業が多い。騒が... 2025.06.26
孤独な士業のひとりごと 孤独な士業のひとりごと 朝のデスクとため息の音 朝、事務所のドアを開けると、ほんのわずかな空気の入れ替えがあるだけで、誰かの「おはよう」は聞こえない。慣れたもので、いちいち寂しがっても仕方ないけれど、やっぱり人の声がないと一日の始まりがぼん... 2025.06.26
甥っ子に結婚しないのと聞かれた午後 甥っ子に結婚しないのと聞かれた午後 ふいに突き刺さる無邪気な一言 その日は何の変哲もない日曜日だった。姉の家に顔を出し、甥っ子とテレビを観ながらまったりと過ごしていた。野球の話で盛り上がっていたところに、ふと甥っ子が口にした。「ねえ、なんで... 2025.06.26
司法書士だって人間だもの――弱音くらい吐かせてほしい日もある 司法書士だって人間だもの――弱音くらい吐かせてほしい日もある 朝の目覚ましが鳴るたびに思うこと 朝5時45分。携帯のアラームがけたたましく鳴り響く。目は覚めても、体が動かない。布団の中で、今日の予定を頭の中で確認する。登記の相談、金融機関と... 2025.06.26
経営者の理想と現場の現実、その狭間で溺れそうになる日々 経営者の理想と現場の現実、その狭間で溺れそうになる日々 経営者の理想と現場の現実、その狭間で溺れそうになる日々 理想ばかり語る「経営者の自分」が嫌になるとき 経営者として事務所の方向性を示さなければならない立場にある自分。でも、口では「これ... 2025.06.26
終わったはずの案件がなぜか帰ってくる日々 終わったはずの案件がなぜか帰ってくる日々 終わったはずの案件が戻ってきた朝の絶望感 「あれ?この件、もう片付いてたよな…」と思いながら、机の隅に置かれた封筒を開ける。そこには、かつて終わったと信じていた案件に関する新たな書類。心臓がドクンと... 2025.06.26
働くことが逃げ場だった僕が、それでも仕事を辞めなかった理由 働くことが逃げ場だった僕が、それでも仕事を辞めなかった理由 働いているときだけ、心が静かになる瞬間があった 何かに没頭していないと落ち着かない——そんな感覚を覚えたのは、30代の後半だった。プライベートでは空虚感に押しつぶされそうになってい... 2025.06.26
誰にも見せないフォルダがまたひとつ増えた日 誰にも見せないフォルダがまたひとつ増えた日 人に見せられないファイルが増えていく日常 「新しいフォルダ(2)」なんて名前のフォルダが、気づけばデスクトップにずらりと並んでいる。あれこれ整理しようと思って作ったものの、忙しさにかまけて中途半端... 2025.06.26
士業はやっぱり孤独なんだと思う 士業はやっぱり孤独なんだと思う 士業はやっぱり孤独なんだと思う 静かすぎる日常に耐えられないときがある 司法書士として独立してから、朝の静けさに耐えきれなくなる瞬間がある。昔は「静かな職場」が理想だった。でも、気がつけばその静けさが「孤独」... 2025.06.26