「司法書士って楽そうですね」って言われた日

「司法書士って楽そうですね」って言われた日 「司法書士って楽そうですね」って言われた日 また言われた、「楽そうですね」のひと言に 司法書士という肩書だけで「ラクそう」だと思われることが多い。でも実際は、深夜に一人で登記ミスのチェックをしてい...

月末はだいたい魂が抜けてる

月末はだいたい魂が抜けてる 月末が近づくたびに感じる異様な重圧 司法書士として毎月感じることだが、「月末」という単語だけで胃がキリキリし始める。書類の提出期限、登記の締切、支払関係、すべてがこの時期に集中する。週の始まりが月末だった日には、...

笑顔が不自然って言われた

笑顔が不自然って言われた 笑顔が不自然だと言われてしまった日のこと 「なんか、笑顔が不自然だね」――その一言が、思いのほか心に響いた。相手に悪気がなかったのは分かっている。でも、言われた瞬間、心の中で何かが崩れた。司法書士としての仕事柄、笑...

机の上が見えなくなったら赤信号

机の上が見えなくなったら赤信号 机の上が見えなくなった瞬間、何かが崩れ始めている 気づいたときには、もう遅かった。パソコンの前に座っても、手元にキーボードを置くスペースがない。郵便物、申請書の控え、参考書、期限切れの付箋たちが折り重なって、...

司法書士ですけど質問あります?

司法書士ですけど質問あります? 司法書士という肩書きの裏側 「司法書士」という肩書きは、世間から見ると少し堅くて、信頼されていそうな響きがある。たしかに書類の山と格闘しながら法律に沿った手続きをこなす日々は、責任もあるしやりがいもある。でも...

司法書士やっててよかった…と思いたい

司法書士やっててよかった…と思いたい 朝起きて、今日も机に向かう理由 朝、目覚ましの音で無理やり目を覚まし、重たい体を引きずって布団から出る。こんな毎日がもう何年も続いている。司法書士として独立し、事務所を構えてから、もう十数年が経つ。でも...

部屋が片付けられないのは心の疲れかも

部屋が片付けられないのは心の疲れかも 片付けようと思っても動けない日がある 「今日は掃除しよう」と朝に決めたのに、夜になっても何一つ片付いていない。そんな日が最近、やたらと増えました。司法書士という仕事柄、事務所ではきっちり整理整頓している...

世の中が祝日でも、こっちは休めない

世の中が祝日でも、こっちは休めない 祝日?それってなんでしたっけ カレンダーを眺めて「今日は祝日か」と気づいたのが、午前10時すぎ。すでに3件の電話に出て、書類作成に追われていると、街の静けさにようやく違和感を覚える。「ああ、今日は世間はお...

疲れた顔をしてると事務員さんに心配される

疲れた顔をしてると事務員さんに心配される 鏡に映る自分の顔に驚く朝 朝、洗面所の鏡に映る自分の顔を見て、ギョッとすることがある。「なんだこの顔……」とつぶやきたくなるような、目の下のクマ、まぶたの腫れ、口元の緩み。寝不足やストレスがそのまま...

書類の不備が人生を狂わせる瞬間

書類の不備が人生を狂わせる瞬間 完璧な書類なんて存在しないけれど 司法書士という仕事に携わって十数年。日々、数えきれない書類と向き合っていると、完璧を求めること自体がどれほど神経をすり減らすか思い知らされる。だが現実には、「完璧じゃないと許...

目がしょぼしょぼしながら書く日報

目がしょぼしょぼしながら書く日報 終わらない日報、始まらない夜 時計の針はすでに23時を回っている。なのに私は、まだ今日の日報に手をつけられていない。夕方に「今日は早く帰ろう」と思っていたはずが、気づけば事務所にひとり残っている。照明の光が...

返答に悩みすぎて夜になった話

返答に悩みすぎて夜になった話 「たった一言」が出てこない夜 「なんて返そうか…」とスマホを握りしめたまま、気づけば空が暗くなっていた。そんな日は、決して珍しくない。ちょっとしたお礼や、相談への返答。それすらスムーズにできない自分に、また落ち...

このブログが誰かの共感になれば

このブログが誰かの共感になれば ひとり事務所の日常と、その重み 朝、事務所のカギを開ける瞬間からすでに気が重い。たった一人で回している司法書士事務所。事務員さんはいるけれど、実務は基本的に全部自分でやる。登記、不動産、相続、商業登記……どれ...

優しい言葉がつらく感じた

優しい言葉がつらく感じた 優しい言葉が、なぜか胸に刺さる日 人からかけられる優しい言葉に、なぜか心がざわついてしまう日がある。そんな日は決まって、仕事がうまくいっていなかったり、頭の中で反省会が終わらなかったりする日だ。誰かの親切や気遣いが...

地元の友達とはもう話が合わなくなった

地元の友達とはもう話が合わなくなった 変わってしまったのは自分か、相手か 地元に残って司法書士を続けていると、ふとした瞬間に感じる違和感があります。学生時代を一緒に過ごした友人たちと久しぶりに再会しても、笑うポイントがズレていたり、共通の話...