司法書士って結局なにする人なのって何度も聞かれる件

司法書士って結局なにする人なのって何度も聞かれる件 司法書士って結局なにする人なのって何度も聞かれる件 何度も説明してきたけど毎回伝わらない 司法書士って肩書きはあっても、実際何をしている人なのか、意外と知られていない。これが本当に面倒で、...

疲れすぎて補正通知を見落とした日のこと

疲れすぎて補正通知を見落とした日のこと どうしてこんなに疲れてしまうのか 最近、仕事のミスが増えている。理由はわかっている。「疲れている」この一言に尽きる。依頼が重なれば、朝から晩まで書類と電話とメールに追われる。気づけば日付が変わっている...

書類の山に感情が押しつぶされる日

書類の山に感情が押しつぶされる日 デスクに積み上がる書類が心を圧迫する 朝、事務所のドアを開けて、まず目に入るのはデスクの上にそびえる書類の山。まるで毎日が「昨日の続き」じゃなくて、「昨日の倍」から始まっているかのような感覚になる。処理した...

他人の未来を支えてきたはずなのに自分の未来が見えなくなった日

他人の未来を支えてきたはずなのに自分の未来が見えなくなった日 他人の未来を支える日々が続くと自分のことがわからなくなる 司法書士という仕事は、人の人生の大きな節目に関わることが多い。登記、相続、成年後見――どれも人生の転換点だ。私はそれを淡...

依頼人の優しさに救われた日

依頼人の優しさに救われた日 突然の差し入れに涙が出た それは、なんでもないようなある平日の朝のことだった。前日からの登記案件が立て込んでいて、ほとんど寝ずに出勤した私は、まぶたも重く、気分も沈んだまま事務所に入った。そんな時だった。約束の時...

遺言に心を打たれ未来を語れなくなる夜

遺言に心を打たれ未来を語れなくなる夜 遺言を読み上げるという仕事の重さ 司法書士という職業の中でも、「遺言の読み上げ」はとくに心が重たくなる業務の一つです。書類としては一通の文書ですが、そこには故人の最後の想いが詰まっている。形式通りに進め...

結婚しないんですかと聞かれても笑えなくなった日

結婚しないんですかと聞かれても笑えなくなった日 結婚しないんですかと聞かれても笑えなくなった日 「結婚しないんですか?」。何気ない会話の流れで、もう何百回と聞かれてきたフレーズ。昔は笑ってごまかしていた。でも、最近はその笑顔すら作れなくなっ...

仕事が恋人なんて言えなくなった日

仕事が恋人なんて言えなくなった日 気づけば誰にもそう言えなくなっていた 「仕事が恋人なんで」と笑っていた頃が懐かしい。あの頃は、本気でそう思っていたわけじゃない。ただ恋愛に興味がないふりをしていただけだし、忙しい自分をちょっとカッコよく見せ...

頼られない日々にすり減る心と居場所のなさ

頼られない日々にすり減る心と居場所のなさ いつの間にか誰にも頼られなくなっていた 気づけば、電話も回ってこない。相談もされない。誰かが困っているようでも、自分に声がかかることはない。昔はよく、「ちょっとこれ見てくれますか?」なんて声が飛んで...

休みの前夜に予定を聞かれないのがこんなにつらいなんて

休みの前夜に予定を聞かれないのがこんなにつらいなんて 休み前の夜にだけ感じる心の隙間 金曜の夜、仕事を終えたはずなのに心が重い。明日は休みなのに、どこか満たされない感覚。若い頃は、休み前といえばわくわくしていた。野球部の仲間と遊びの予定を立...

月曜の朝 胃の痛みが教えてくれること

月曜の朝 胃の痛みが教えてくれること 月曜日の朝に感じるあの違和感 日曜日の夕方まではまだ大丈夫なんです。だけど、夜になると少しずつ胃の奥が重くなってくる。月曜日の朝になると、その重さが痛みに変わっている。こうなるのが分かっていても、週末は...

急ぎの案件ほどFAXが届く朝にうんざりする

急ぎの案件ほどFAXが届く朝にうんざりする 朝イチで鳴るFAXに今日の運命を左右される 朝、事務所のドアを開けるとまず目に飛び込んでくるのが、FAXの機械から垂れ下がった紙の列。たいてい「至急」や「大至急」と書かれていて、寝起きの頭には刺激...

今日は声を出していない気がする日

今日は声を出していない気がする日 誰とも話さなかったことに気づいた夕方 夕方、ふとコーヒーを淹れようとして「あれ、今日…声出してないな」と気づく瞬間がある。依頼の電話もなく、外出もなく、ただパソコンに向かい書類を整えるだけの一日。司法書士と...

ひとり登記申請に慣れすぎて人と焼肉に行けなくなった

ひとり登記申請に慣れすぎて人と焼肉に行けなくなった ひとり登記申請は日常になった 登記申請という作業は、基本的に一人で完結する。依頼者がいても、それは一時のことで、書類作成から申請、訂正対応まで、すべてが自分の責任範囲だ。気づけば、日々の業...

スマホは置物FAXが今日も鳴っている

スマホは置物FAXが今日も鳴っている スマホが役に立たない仕事の現場 朝、机の上に置かれたスマホを一瞥する。通知ゼロ。LINEもメールも何もない。なのに、横にあるFAXの受信ランプがピカピカと光る。まるで「こっちが本命だ」と言わんばかりに。...