あとでねと言われたまま時が止まったLINE あとでねと言われたまま時が止まったLINE 忘れたふりをしても気になってしまう一言 「あとでね」と送られたLINEが、ずっと通知の下の方に埋もれている。それを見てしまうと、どうにも気になってしまう。忘れたつもりで仕事に没頭していても、ふとし... 2025.06.30
あなた誰状態で心臓が止まりかけた登記の話 あなた誰状態で心臓が止まりかけた登記の話 同姓同名というだけで地雷になる日が来るとは 司法書士として15年やってきて、まさか「同姓同名」というだけで冷や汗をかく日が来るとは思ってもいなかった。地元の小さな町では珍しい苗字が多いのに、たまたま... 2025.06.30
孤独な士業のひとりごと 孤独な士業のひとりごと 朝の静けさに耐えられない日がある 朝7時。目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。窓を開けると、鳥の声と風の音しか聞こえない。地方の司法書士事務所で働く私は、毎朝この静けさに包まれて一日が始まる。けれど、時にはこの静けさが... 2025.06.30
完璧じゃなきゃダメなのかと毎日思ってしまう 完璧じゃなきゃダメなのかと毎日思ってしまう 完璧じゃなきゃダメなのかと毎日思ってしまう 誰も求めていないのに勝手に追い詰められる たとえ誰かに「完璧でいてくれ」と直接言われたわけではなくても、自分の中に「ミスは許されない」という意識が根強く... 2025.06.30
真面目そうで終わる男の哀しみ 真面目そうで終わる男の哀しみ 真面目って褒め言葉なのか呪いなのか 「真面目そうですね」――この言葉、たしかに悪口ではない。でも、嬉しかった記憶がない。人から初対面でそう言われるたび、「またか」と胸の中で小さくため息をつく。自分が真面目である... 2025.06.30
他人の家族に囲まれて思い出す自分の部屋の静けさ 他人の家族に囲まれて思い出す自分の部屋の静けさ 他人の家族に囲まれて働くということ 司法書士の仕事をしていると、登記や相続、遺言、成年後見…どれも「家族」が中心にある業務ばかりだと気づかされます。書類を整えている最中、隣ではご家族が笑い合っ... 2025.06.30
やさしくするほど舐められて厳しくすると嫌われるだけだった やさしくするほど舐められて厳しくすると嫌われるだけだった やさしさと厳しさの間に立ちすくむ日々 司法書士として事務所を構えてから十数年、事務員と共に日々の業務にあたっているが、「やさしさ」と「厳しさ」のバランスにいつも悩まされてきた。優しく... 2025.06.30
やる気がないわけじゃないけど今日も動けなかった やる気がないわけじゃないけど今日も動けなかった 朝からやる気がないわけじゃない 目覚ましのアラームはしっかり鳴った。布団の中で意識ははっきりしているし、今日のスケジュールだって把握している。でも、体が動かない。これは怠けているわけじゃない。... 2025.06.30
ちょっといいですかって声に今日もまた削られていく ちょっといいですかって声に今日もまた削られていく 止まらない「ちょっといいですか」の連鎖 「先生、ちょっといいですか?」——この一言を一日に何回聞いているだろう。気軽に話しかけられる存在であることは悪くない。むしろ、相談されるということは信... 2025.06.30
この仕事を選んだ理由が分からなくなる日もある この仕事を選んだ理由が分からなくなる日もある ふと立ち止まってしまう朝に 朝、いつものように目覚ましが鳴る。手を伸ばして止めた瞬間、ふと浮かぶ。「今日もこの仕事をやるのか…」。司法書士として独立して十数年。何度も繰り返してきたはずの朝なのに... 2025.06.30
やる気スイッチ壊れたまま動き出せない日々 やる気スイッチ壊れたまま動き出せない日々 今日もまたやる気のない朝が始まる 朝、目覚ましが鳴っても体はびくともしない。アラームを止めたあとも、次に何をすべきかがわからないまま布団にくるまる。かつては「やらねば」の気持ちだけで起き上がっていた... 2025.06.30
また一件 気持ちがついてこない日々 また一件 気持ちがついてこない日々 気持ちが置き去りになる瞬間 登記申請の処理が一件終わった。完璧に書類を整えて、提出して、受理されて。それでも、達成感なんてものはまるで湧いてこない。ただ、「次」が待っているだけ。なんというか、心だけがそこ... 2025.06.30
ゆるくしんどくやってます ゆるくしんどくやってます 朝の空気が重たくなる理由 目が覚めた瞬間、「今日も仕事か」と思ってしまう。別に嫌いな仕事じゃないし、責任感もある。けど、この“始まってしまった感”がどうにも重たい。スーツに腕を通しながら、あの野球部時代の朝練の気合... 2025.06.30
判子より重たいのはいつも自分の心だった 判子より重たいのはいつも自分の心だった 押すだけのはずがこんなにしんどいなんて 書類に判子を押す。ただそれだけの作業のはずなのに、どうしてこんなにも気力を使うのか。司法書士になって20年、いまだにその「一押し」に躊躇する日がある。責任の重さ... 2025.06.30