一人暮らし20年司法書士のリアルな日常 一人暮らし20年司法書士のリアルな日常 気づけば20年独り身と司法書士 一人暮らしを始めたのは司法書士になる前、まだ補助者として事務所勤めをしていた頃だった。最初は「自由でいいじゃないか」と思っていたが、気づけばもう20年。独身で、地方の片... 2025.06.30
自分で書いた相続書類が刺さるとき心も手も止まる 自分で書いた相続書類が刺さるとき心も手も止まる いつものように始まった相続の相談 相続の相談なんて、もう何百件も受けてきた。淡々とヒアリングして、必要な書類を案内して、スケジュールを確認して。そういうルーチンで動くことが多くなっていた。地方... 2025.06.30
公正証書作成の立ち会いが終わらなくて心が折れそうになる日 公正証書作成の立ち会いが終わらなくて心が折れそうになる日 どうしてこんなに長いのかと思ってしまう瞬間 公正証書の作成に立ち会うというのは、司法書士にとって“よくある仕事”のひとつではあるものの、「これはいつまで続くんだろう」と感じる場面が珍... 2025.06.30
関わらない癖がついた心をどうやって戻すか 関わらない癖がついた心をどうやって戻すか 気づけば誰とも深く関われなくなっていた 司法書士という職業柄、一人で完結できてしまう仕事が多く、人と深く関わらずに済んでしまう日々が続いていました。最初は「忙しいから」「集中したいから」と距離をとっ... 2025.06.30
遅れた報告のツケが回ってくる日 遅れた報告のツケが回ってくる日 遅れた報告ほど心を重くするものはない 言わなきゃと思いながら、つい先延ばしにしてしまった報告。それが後々、自分の首を絞めることになるのはわかっているのに、つい「今じゃないかも」と口を閉じてしまう。司法書士とい... 2025.06.30
ひとり事務所で聞こえるのは自分のため息だけ ひとり事務所で聞こえるのは自分のため息だけ 誰にも気づかれない忙しさ 「今日は静かだな」と思って時計を見ると、もう夕方。電話は鳴らず、誰とも会話を交わさずに1日が終わる日がある。だけどその間、手は止まらない。登記の書類、法務局への問い合わせ... 2025.06.30
好きと言われるより信頼してますの方が響く夜がある 好きと言われるより信頼してますの方が響く夜がある 信頼という言葉に救われる瞬間がある 「信頼してます」と言われた夜のことを、今でもよく覚えている。あの日は、書類の山とFAXと電話対応に追われて心も体もすり減っていた。誰からの評価もないまま働... 2025.06.30
早く終わらせてくださいが一番効く言葉 早く終わらせてくださいが一番効く言葉 忙しすぎる毎日の中で言いたくなるこの一言 司法書士という仕事は、見た目以上に“待ち時間”が多い。役所、銀行、立会…それぞれに「空気を読む」が求められる。そしてなぜか、こちらが一番時間を使っているのに、最... 2025.06.30
毎日がバタバタな理由を考えてみた 毎日がバタバタな理由を考えてみた 朝の静寂は幻か出勤前からすでにバタバタ 朝起きた瞬間から、なんとなく頭の中でToDoリストが回り始めている。目覚ましよりも早く目が覚めるのはもはや習慣で、身体が仕事のプレッシャーに慣れてしまっている証拠かも... 2025.06.30
自撮りすら苦手 自撮りすら苦手 自撮りすら苦手という違和感から始まる話 「自撮りくらい普通でしょ」と言われても、どうしても慣れない。スマホを向けられると、急に動悸がして、顔の筋肉がこわばる。撮られるのが嫌なんじゃない、自分の表情を“作る”ことができないのだ... 2025.06.30
今日も観葉植物だけが元気な事務所 今日も観葉植物だけが元気な事務所 朝イチの光景でため息が出る 事務所の鍵を開け、照明をつける。いつもの光景が目の前に広がる。静まり返った空間に、観葉植物だけが元気に葉を伸ばしているのが目に入る。正直、それを見るだけで少し疲れる。自分はどうだ... 2025.06.30
自分でやればよかったって言われた日と心のざわつき 自分でやればよかったって言われた日と心のざわつき その一言で全身の力が抜けた日 「自分でやればよかったなあ」――その一言が依頼人の口からこぼれた瞬間、背中に冷たいものが流れたような気がした。怒鳴られたわけでもなく、責められたわけでもない。た... 2025.06.30
恋人いないんですかが冗談で済まなくなった日 恋人いないんですかが冗談で済まなくなった日 誰にでも言われるその一言がある 「恋人いないんですか?」――この言葉、これまでに何度耳にしてきたかわからない。若いころは飲み会の定番ネタで、軽く笑って流すのが通例だった。でも、ある程度の年齢になっ... 2025.06.30
独身ですのひと言がやけに胸に刺さる日 独身ですのひと言がやけに胸に刺さる日 独身ですと答えるたびに少し心がざわつく たとえば不動産の決済で銀行の応接室にいるとき、ふとした雑談で「先生はご結婚は?」と聞かれることがある。「あ、独身です」と答えるたびに、何とも言えない空気が一瞬流れ... 2025.06.30
名前を読み間違えたときに限ってその人と長く付き合うことになる 名前を読み間違えたときに限ってその人と長く付き合うことになる 間違えた名前は忘れられない 司法書士という職業柄、たくさんの人と接しますが、名前を読み間違えた時の気まずさはなかなか消えません。特に初対面のとき、ふとした油断で名前を間違えると、... 2025.06.30